玉川 片貝沢~藤倉沢

藤倉沢と片貝沢の中間で、ちょうど県道260号線が西に膨らんでカーブしているあたりの路肩に車を停めて片貝沢へ向かう。片貝沢の手前にはちょうど片貝バス停があるので分かりやすい。上流側に分岐している道へ進み、橋の袂を左岸側から入渓する。

入渓早々ボサが被っていて蜘蛛の巣を掃いながら進む。小堰堤をまたいでしばらく行くと、左岸から水路が流入している。水路脇の踏跡を辿って堰堤2基を越えた先で沢に戻った。依然として藪沢の様相は続き、さらに堰堤を左から巻くと、ボサから解放されて右手に露岩壁が見えてくる。

蜘蛛の巣が煩いボサを被った下流部
右手に露岩壁が見えてくる

幾分いい雰囲気になってきて、2M滝から小ゴルジュへと導かれるが、すぐに途切れ平凡な渓相に変わる。左岸に滝を懸けた枝沢を分ける所に小さなスノーブロックが残っている。遡行を続けると284M二俣で水量比は(1:1)である。左俣は開けた渓相が続き、右俣は長さ30Mくらいのゴルジュである。

小滝が懸り僅かにゴルジュの様相を呈した
小滝を登る
280M付近のいい雰囲気のゴルジュ

右俣に進むとすぐにゴルジュを抜けて、谷は左に折れて開ける。左右に台地状の斜面ができている開けた渓相の中、時折ボサが被ったところが出てくるくらいで、特にこれと行ったところもないまま稜線780Mに詰め上がった。

開けた谷

尾根上は藪と言えば藪だが、うっすらと踏跡も見

水量が減った源頭部を詰める

られ、比較的藪が薄い所を選んで行くと大した苦労もせずに三角点のあるピークに出た。予定より早くピークに到達したので、三角点を探してみる。横向きに生える木の根元の、四角っぽく盛り上がった所の土と枯葉を取り払ってみると三角点があった。

尾根上はブナが茂っている分藪は薄い
三角点の標柱

ピークから北方の小さなコルに下降してから、藤倉沢へと下降する。下降開始間もなく窪が現れ、枯棚が三つほど続く。わずかに水流が出始めて3M2段の滝を降り、右岸からの窪が合流したところで、沢沿いに寝転がっていた熊に遭遇する。8M程手前で気付いて脚を止め、両手を挙げてこちらの存在を知らせると、熊は右岸の斜面を駆け上がっていった。

藤倉沢への下降点
源頭部の枯棚を下降

熊がいたところを過ぎると、7M滝が懸っており、クライムダウンできそうにも見えたが右岸のブッシュ帯を巻いて降る。3M滝を挟み、次の7M2段は下部が良く見えず、左岸を巻いてルンゼを下降し、小さなスノーブリッジを潜って本流に戻った。590M付近で連続する3Mと2Mの滝は倒木を支点にしてまとめて懸垂下降する。さらにヌメった6M滝を懸垂したところで一服する。

下降を再開して、澱んだ小釜を持った5M滝は右岸に露出した木の根にシュリンゲを掛けて支点として懸垂する。続く3M滝はクライムダウン、小ゴルジュに続く三つの滝は、つっぱり、倒木伝い、右岸の巻きで通過する。

5M滝

ゴーロと河原が交互に現れる渓相となり、この後現れる滝はいずれもゴーロ滝で、適当に巻いて下降した。樹林帯の中を流れるようになり、左岸から二本続けて支流を併せると堰堤に行き当たった。堰堤下には取水パイプの取水口がある。沢がカーブすると県道の橋が見えてきて、右岸側の樹林の台地から県道にあがった。

2M滝を巻き気味に下降
右岸側壁は切り立ってるが沢はそうでもない
堰堤から取水口に続く水路
道路に上る

藤倉沢は大きな滝こそないがそこそこに登れそうな滝が懸っており、ボサも少ないが、水量が少ない上に水は綺麗とは言えない。枝沢も少なく、水が湧き出しているところもないので、沢で飲み水を得るには適していない。。片貝沢は全くと言っていいほど何もなく、下降には最適な沢である。藤倉沢を遡行して片貝沢を下降した方が楽しめただろう。

 

同行者の記録

遡行図

 

天候:晴


山行最終日:2017年6月24日
メンバー:長島(L) 古巻 匿名
山域: 飯豊連峰 荒川
山行形態: 沢登り
コースタイム:
駐車スペース(片貝沢と藤倉沢の間のカーブ付近)(7:40)-片貝沢入渓(7:50)-450M(9:40)-稜線(10:45)-藤倉沢下降点(11:25)-595M(12:40)-県道(15:45)-駐車スペース(16:00)
地形図:長者原・小国
報告者:長島

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