奥川 目当沢

目当沢は奥川の本流に当たる沢で、疣岩山直下で上ノ越ルートと新長坂ルートとの分岐付近を源頭とする。地形図から読み取れるとおり、谷は浅く、これと言った難所はないが、それなりに滝も懸り、全く藪漕ぎすることなく登山道に出れるため、難しい沢が多い飯豊にあっては、好適な初級ルートと言えるだろう。

西会津の道の駅で前泊して、弥平四郎へ向かったが、寝ている間にとんだハプニングに見舞われる。軒下にマットを敷いて、シュラフの横にザックの中身を出したまま寝ていたら、寝ている間に何者か(動物)にパン一個を齧られた他、削り節、米、出汁パック、重層などを入れておいた袋ごと持ち去られてしまった。山菜料理のバリエーションが減ってしまったと落胆しつつも、外で寝るときは最低限、食料はザックの中にしまって寝るものだと反省させられた。

GWにスキーで来た時には、登山口までは通れそうもなかったが、入れるところまで行ってみようと林道を進むと、道の修復と倒木の撤去が終わっており、登山口の駐車場まで車で乗り付けることができた。

駐車場から上ノ越ルートを少し辿った所から、ブナ林を下降して河原に降り立つ。鷲ノ巣沢出合(725M)までは、単調な河原歩きが続く。

入渓点付近の河原

鷲ノ巣沢出合には、釜を持った小滝が懸り、これを過ぎると、両岸が幾分圧迫されて右に曲がっているところに雪渓が架かっている。末端以外は安定していそうなので、一人ずつ潜って通過する。

小滝が見られるようになってくる
雪渓を潜る

再び平凡な河原歩きとなる。しばらく進んで、二つ続く小滝を越えると、右岸に巻岩沢を分ける。この辺りから、滝らしい滝が出てくるようになり、5M樋状の滝を右から登ると、続く7M末広の滝は登れそうもなく、左岸のブッシュ帯から小さく巻いた。

7M滝

小滝を幾つか越えると、10M滝が懸り、ここも左岸の浅いルンゼに取り付いて、上部でトラバースして落口に出た。続く3M~6Mの滝を難なく越えると、広いゴーロとなり、すぐに雪渓に覆われてしまう。

10M滝
小滝を幾つか越えると雪渓が現れた

雪渓を歩いて二俣を過ぎたところで、昼食のため休憩を摂る。昼食後は、ウド、ウルイ、トリアシショウマやヤマブキショウマなどの山菜を採りながら、だらだらと雪渓上を進む。

しばらく雪渓が続いていた

1100Mあたりで雪渓が切れると、高度差25M程のスラブに連続する小滝を登り、続いて小滝が連続するゴーロとなる。

雪渓を過ぎると小滝が続く

再び雪渓上を歩いて、雪渓が切れた後、断続する小滝を幾つか越える。5M滝は右壁を登って、途中から右側のブッシュを掴んで落口に立ち、3Mを登り、4Mは左岸の枝沢を登って上部で本流に戻る。

再び雪渓を歩き、スノーブロックが挟まるV字の谷を行くと、ブッシュらしいブッシュすらないまま、登山道に出た。

所々に残雪が残るV字の窪を詰める
窪はブッシュ疎らな斜面に消えて登山道に詰め上がった

疣岩山山頂と獅子沼で景色を楽しみ、新長坂を下降して、途中で祓川山荘を見物した後、河原で泊場を物色して、駐車場に戻った。
駐車場で、荷物を詰め替えた後、河原に戻り、登山道が奥川を横切る50Mほど下流の砂地で、焚き火と山菜を楽しんだ。

 

同行者の記録

遡行図


山行最終日:2015年6月20日
メンバー:長島(L) 堀尾 高森
山域: 飯豊連峰 阿賀野川
山行形態: 沢登り
コースタイム:
弥平四郎登山口(7:30)-巻岩沢出合(8:30)-二俣付近(12:00-12:30)-登山道(13:25)-疣岩山(13:40)-新長坂分岐(14:05)-弥平四郎登山口(16:00)
地形図:大日岳
報告者:長島

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