内川 中ノ俣沢いり滝沢

中ノ俣沢沿いの道に入ってすぐのところにある広いスペースに車を停める。来る途中の道路沿いの気温表示は2℃だった。寒い。支度を整えて、10分位歩くと大きな堰堤があり、右の山道を登っていくと堰堤上に出る。

最初は平凡な開けた河原が続く。陽が差し込まなくて寒々しいが紅葉を眺めながら歩く。

375m付近で流れ込む、ごどろく沢を過ぎると、だんだん両壁が狭まりミニゴルジュとなる。最初の淵は腰まで浸かって通過する。以降、小滝と深い釜、つるつる小滝と釜などが続く。だんだんこのあたりの沢の特徴が分かってきているのでやっぱりね、という感じだが、へつったり、やむなく浸かったり、冷たさで雄たけびを上げながらの遡行となる。

体を動かしているのに全く温まらない。419mの二俣を右に入ると、10mのスラブ滝が現れる。ロープを出し、右壁を空身で登って荷揚げする。

ネジレ3m滝を越えると、深い釜と2m程の滝となる。ここは巻くことになり、右の草付き斜面を登るが私の動きが悪く、ロープを出してもらいなんとか上がってトラバースし、懸垂下降で沢に戻る。巻き始めから1時間ほどかかってしまい、だいぶ時間をロスする。

少し進むと、登れない8mほどの滝が出てくる。手前の左岸ルンゼから巻く。なかなかトラバースできるポイントがなく、もう少し登る。私の恐怖心から足が止まり時間がかかる。さらにトラバースしていく。沢を見下ろすと滝がかかっているのが見える。時間も押しているし、私の技術不足からこのまま遡行を続けるのは難しくなり、エスケープすることになった。

そのまま尾根を上へ上へと登り、1077ピークを目指す。やせ尾根だったり、強力な枝が張り出していたり、ちょっとしたところがうまく登れず、長島さんを何度も待たせる。

ようやく1077ピークに出て、はっぽうはげ方面へ向かう。踏跡がついているが、尾根上の灌木が踏跡に覆いかぶさるように張り出しているため歩きにくく進むのに時間がかかる。はっぽうはげを過ぎたピークで泡の湯に電話をかけ、到着が遅れる旨を伝える。本当は岩魚沢へ下りるはずだったが、日没がせまっているので温身平へ下山する。

梅花皮ヒュッテ私有小屋からははっきりした道があり、うす暗くなった17時頃吊橋に到着。急ぎ足で飯豊山荘まで歩き、タクシーを呼ぶ。

こんな時間までかかってしまい、長島さんには迷惑をかけタクシー代も余計にかかってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。寒空のもと1時間ぐらい待ってタクシーに乗り込み、泡の湯に向かった。


山行最終日:2018年11月3日
メンバー:長島(L) 高森
山域: 同行者の記録
山行形態: 沢登り
コースタイム:
地形図:長者原
報告者:高森

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