秋の集中A班  小川入沢~浅股沢~滝川~かまえ滝沢~しんざおとし沢~つつの倉沢~赤石沢~権現沢~地蔵岳

秋の集中A班は、小川入沢から中津川峠を経由し、浅股沢を下降して滝川へ入り、かまえ滝沢から大又沢へ下降し、地蔵岳へ向かう計画であったが、 雨のため計画を変更して地蔵岳へ集中した。

10日:晴れ

B班メンバーと共に道の駅「喜多の郷」で前泊し、大日杉方面へ向かう。途中でB班と別れ、小川入沢沿いの林道に車を停める。

歩き始めるとすぐ、右側に大きな堰堤が見える。そのうち道形も消え草薮となったので沢に降りる。最初は木や草が邪魔なヤブ沢だが、co500mあたりからはすっきりして歩き易くなる。中津川峠への最後の登りでは、人の手によって枝が切られた木があり、人が入っていることがうかがえた。中津川峠で尾根を乗越し下っていくが、地形図に出ている破線路らしきものは見当たらない。co500m付近の右から枝沢が出合う所が傾斜の緩い3m程の滝となっている。そこを脇から通過すると、仕揚滝沢出合に出た。

ここからは開けた河原となる。のどかな沢をしばらく進んだところで左岸側の草薮にピンときたリーダーがそこから上がってみると、7月に来た時には見つけられなかった右岸沿いの道を発見。道は次第に沢を見下ろすようになり、堰堤の先で浅股沢を横切って滝川にかかる橋を渡り、林道に出る。

林道から踏跡に変わり、黒松沢出合あたりで滝川に降りて、昼食とする。

滝川の広い河原を歩いていると、上流側からきのこ採りのご夫婦がやってきたので少し話しをする。今年はきのこが出るのが遅いそうだ。赤石沢を過ぎると、ゴルジュや小滝、釜や淵が現れるが、へつったりしながら通過する。右に曲がるゴルジュが現れる。最初の深い釜は突破できそうだが、その先が通過できそうにないということで右岸から巻く。右壁を登って、灌木帯に上がる。沢に降りて巻いた部分を見にいくと、沢床から上がるための残置ロープがあった。

途中でなめこを見つけるが、どれも大きく育ち、食べ頃を過ぎているので収穫をあきらめる。CS2m滝、プールのような広い釜を持つ小滝を越えると、再びゴルジュとなる。右からへつろうとするが、滑ってドボンし、勢いで胸のあたりまで濡れる。一度濡れてしまうともうどうでもよい。落ちる時に右すねの前側を岩で擦ってしまい、傷を作る。あぁ。

開けた河原となり、沢は左に曲がる。ここのつくら沢が右から4m滝となって出合い、プールのような釜を持つ2m滝を右から越え、連続する小釜を過ぎると、大岩が見えてくる。大岩の左側を通過すると、ささのさ沢が出合う。

次のCS3m滝の釜も深い。右岸から巻くが少し悪い。ロープ使用。懸垂で沢に戻る。CS3m滝を左から巻き、2m,4m滝を右から越えると、左岸側に、狭いけれどなんとかテンバにできそうな場所が現れた。整地と土木工事を行い、テントを張る。

初めて食べた「いも煮」はしょう油仕立て。絶妙な味付けでやわらかい里芋とたっぷり牛肉で大満足。焚き火もよく燃えて言うことなし。それにしても焚き火の近くにカマドウマがやたらとやってくるのはなぜか??ラジオで天気予報を聞いて、20時過ぎに就寝。

11日:雨

昨晩のいも煮の残り汁で作った雑炊を食べていると雨がパラつく。テンバを出発して、最初の3m滝は左岸から巻く。右岸から枝沢が10mのスラブ滝となって流れこむ。5m滝は左壁を登り、もう一つ右岸の枝沢を過ぎると、右岸側に良いテンバがあり、すぐにしんざおとし沢出合となる。どちらの沢も3m滝となっており、右のかまえ滝沢に入る。

小釜が続き、3m滝は水流中のスタンスに足を掛けて登る。沢が左に曲がるところに、6m斜滝が懸かる。リーダーがフリーで登り、後続はロープで確保してもらう。左から水流を大股でまたいで乗り込んだら、右上のぎりぎり届くホールドに指をかけて立ち上がり、黒々として滑りそうな右壁を登る。

ここで雨のため、大又沢へ降りずに、しんざおとし沢から赤石沢へ転進することになった。右岸のルンゼを登って斜面をトラバースする。対岸の尾根の紅葉がきれい。だが、木を掴みながらの高巻きは気が抜けない。ようやくしんざおとし沢に出て、ほっとする。最後は懸垂で降りた。

降りた所は3m滝の前。ロープで確保してもらい、水流左を登る。すぐ二俣となり、両方に4m滝が懸かる。我々は右へ。水流右の岩壁を登るが、いかにも滑りそうなスタンス(実際すべった)に手間取り、埒があかないとみたリーダーからロープが飛んできた。3,4mの滝をいくつか越えていくと2段7m滝。右岸から巻く。途中まで登ったら、次ののっぺりした岩の所からロープをもらう。つっぱりながら登れとの指示だが難しく、両足とも滑ってしまい、ゴボウで上がる。沢が開けてきて、正面に紅葉した稜線が見える。900mの二俣を左に入り、小滝を越えていくと7m直瀑が現れる。登れないので右岸から巻き、傾斜の強い岩場を登る。岩の陰でリーダーがどう登っていったのか見えなかったこともあり、もたもたする。お助けひもをお願いするがリーダーは首を横に振る。そのうち腕も足も疲れてきた。渋々、リーダーがお助けを出してくれたので、なんとか上がる。まだ終わりではない。落ちたら大変な所を、慎重に足を置いて木の根を掴んで登る。そのまま次の滝もまとめて巻いた。

昼食をとり、先に進む。3m滝に差し掛かったところでアクシデント発生。梶原さんが手をかけた岩が転がり落ち、ついでに太い倒木も転がり落ちた。下敷きは免れたが膝に当たったようだ。歩くのは大丈夫とのことなので遡行を続ける。(実はリーダーも動いた倒木が足に当たり、足の指を痛めた。)次の3m滝を右から巻き、尾根に上がって小丸森山の尾根を目指す。

尾根を乗越し、雨足が強くなる中、つつの倉沢の急な窪を下っていく。小滝が出てくるが、懸垂下降が必要な滝はない。もう疲れてしまって、手やお尻をつきながら降りることが多くなる。そのうち日が暮れ、ヘッドランプを着けて歩き続ける。ようやくテンバとなる場所が現れ、荷を降ろす。雨は降り続いている。濡れたままテントの中に入り、順番に乾いた服に着替えて、ようやく落ち着くことができた。夕食は梶原さんの本格ポトフだ。温かくておいしいポトフとおしゃべりで身も心も暖まった。寝る前に外に出ると、水かさが増してテントのすぐ近くまで迫ってきていた。増水が心配だったが、翌朝は水かさが減っていた。

12日:晴れ

予報に反して、良い天気となる。テンバを出て5分ほどで赤石沢出合に出る。深い釜を持つ滝がいくつか現れるがどれもへつったりして脇から越えられる。ゴルジュに懸かる3m滝は右岸から巻いて懸垂で降りる。釜が連続してきれいなところを過ぎると、760m付近の二俣に到着。左の権現沢に入る。5m滝は左から巻く。2m,3m滝,ゴーロ滝、CS滝、6m滝などを越えていき、1150m付近の二俣に出る。ここが最後の別れ道。11時の集中時刻になんとか間に合いそうなので、地蔵岳直下へ詰め上げる右へ進む。

見上げれば稜線の上のほうの紅葉に陽が当たり、青空に映えている。4m滝、CS4m滝を越えていくと源頭の雰囲気となり、窪を登っていく。最後は笹の葉を一面に敷き詰めた、滑って足を置く場もない斜面となる。なるべく笹がたくさん生えているほうに移動して、笹を掴んで上がり、ヤブを漕いで登山道に出る。素晴らしい眺めが広がる。少し登って、11時30分、地蔵岳山頂に到着。最後になってしまったけれど、みんながいる間に集中できてよかった。30分程休憩して、きれいな紅葉を眺めながら大日杉へ下山した。


山行最終日:2015年10月12日
メンバー:長島(L) 梶原 高森
山域: 同行者の記録
山行形態: 沢登り
コースタイム:
地形図:飯豊山・大日岳・岩倉・川入
報告者:高森

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