胎内川西俣沢 千石沢~金尻沢

去年購入した飯豊の地図を今年も終わりに近づいた10月ようやく使う事になった。初めての飯豊である。加治川治水ダムから林道を1時間20分。登山道を歩いて4時間。ようやく赤津山の山頂にたった時はすでに疲労困憊だった。理由のひとつは歩き始めに水を汲むのを忘れ山歩きを始めたからだ。のどがカラカラ 砂漠を歩く人のように水の幻覚を見ながらの山歩きだった。もう一つは新品の5.10の靴をおろして歩いたが サイズがちょっと大きく足の皮はむけて激痛の歩行だった。

山頂から歩く先を見る。ここからヤブを漕いで万石沢下降、千石沢遡行の計画だったが手前の万石沢までの藪漕ぎに時間がかかったので計画はマイナーチェンジ。千石沢を下降して金尻沢遡行に変更された。ヤブをこぎ源頭部へ辿り着き下降開始。巻いて木を掴んで懸垂。巻いて巻いて木を掴んで下降の連続。一箇所 巻いて巻いて巻いての下降で遡行図もいい加減になった。沢の景色を楽しむというより掴む木を探す事で日が暮れた。日没、暗い中 金尻沢出合いを通過。長島さんが以前来た時に良かったテン場まで下降すると 特別につくったような平らなテン場。テントを設営。着替えて夕食となった。夕食は長島さん特製の鍋。野菜もたくさん。鶏肉もあった。僕の持って行ったソーセージと共に豪勢な夕食。最高の一時だった。

翌日雨が降り始める中、6:30に出発。15分で金尻沢入渓となった。さぁやっとの沢登り。ゴルジュが迫り滝をクリアしていく。7,3M2段を巻くのに長島リーダーが先行するが登ってみるとちょっといやらしく厳しいとの事で上部からザイルを投げてもらった。登ったラインと異なるラインで登らないといけないが行ってみると垂直の岸壁で足をかける場所もない。多少腕力に自信があったのと、このラインから登らないといけないという事でごぼうで幾度となくチャレンジしてみたが腕力だけで登るのは無理があった。雨で足場が濡れていたのも要因かもしれない。結果ここで腕力のほとんどを使いきってしまった。諦めてザイルをゆるめてもらい別のシビアなラインでなんとか登攀したが上部で木に捕まり登らなければいけない箇所で力はとうに尽きており、疲労困憊。休み休み登るしかなかったのでビレイしていた長島さんを結構な時間待たせてしまった。その後、幾つかの滝を巻いたが雨の中 草付きのスリッピーな斜面を木をつかんで登ることの連続だった。それでも握力がおぼつかないまま 滑らせて落ちたら死んじまうという緊張感の中、なんとか登っていった。ゴルジュが迫ってきて良い感じだったがそれどころではない。綺麗な景色を見る為に沢を登るという僕の基本概念に反し、もう滝はイランから早くツメて下山したいと思ったがそうは行かない飯豊の沢。短い沢だったがたっぷり堪能させられた。ツメあげて尾根から175Mの藪漕ぎをして赤津山へ。ここで到着ではない。たっぷり5時間あるいて加治川治水ダムに到着したときは真っ暗だった。全国的にも珍しい治水の為のダムである加治川治水ダムは常時人がいるようで18時位に訪問しダムカードをいただいて温泉へ急いだ。2日で22時間以上歩いた体は鉱物の香りがするあやめの湯で少し楽になった。


山行最終日:2013年10月20日
メンバー:長島(L) 堀尾
山域: 同行者の記録
山行形態:
コースタイム:
地形図:二王子岳
報告者:堀尾

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