滝倉沢支流カピライシ沢から大石ダム西岸尾根を辿る

スノ沢まで足を延ばすことを考えていたが、この日は宿を予約している都合上早く下山したいので、キノコでも探しながら沢沿いと尾根を歩いてみることにした。

滝倉沢に架かる赤い鉄橋の手前から左岸の道跡を辿る。滝倉沢はかつて下降したことがあり中流部までは滝がないことが分かっている。230Mで左岸枝沢に入ると間もなく10Mの滝が現れた。80度くらいの壁で、ガバという程でもないがホールドが適当な間隔で並んでいる。水流左側を登ると、すぐに分岐。右がミツギ沢で左がカピライシ沢、カピライシ沢が本流で流程も長く水量も多い。

カピライシ沢とミツギ沢の出合下に懸る10M滝の落口
ミツギ沢出合付近の小滝
出合付近のカピライシ沢の渓相

しばらく遡行すると登れない滝に行き着いた。キノコを探しながら右岸を巻いていく。藪に横たわる倒木には晩秋のキノコがちょこちょこっと出ていたが、これだけなのかこれから倒木を埋め尽くすくらい出てくるのか?

ハングした滝は右岸を巻いていく
倒木にはかすかに晩秋の気配が・・・

その後開けたブナ林に出た。この先の急な枝尾根には松が並んでいる。雰囲気が良いので、ここで一服。

まだ高巻きの途中・・・美しいブナと松の混成林

沢に戻ると場腐れしたツキヨタケが異臭を漂わせる倒木が横たわっている。裏をのぞき込むとナメコが柄をUの字に曲げて貼りついている。何で裏側にしか出てないのか?

沢に戻ると場腐れしたツキヨタケが残る倒木の裏側に・・・ナメコ

巻いた滝以降は滝らしい滝もなく淡々と尾根を目指して詰めて行く。580Mのコルに詰め上がると尾根には踏跡が見られる。視界を遮るようなブッシュが少なく眺めが良い尾根だ。

633Mピーク北側の580Mコルに詰め上がった
スラブ状のカピライシ沢左岸
これから辿る尾根 先端には反射板
尾根上の踏跡

尾根を北上して538.6Mの三角点を目指す。三角点の標石を探そうと思っていたが忘れており、三角点東南東の反射板がある枝尾根の先端に来てしまった。反射板からは北東に踏跡が続いており、ヌクミ沢の右岸で湖岸道に降り立った。

反射板
ヌクミ沢に架かる橋に作られた蜂の巣

 

行程: 駐車場(8:10)-湖岸道終点(8:25)-230M左岸支流出合(10:00)-左沢(カピライシ沢)-633Mピーク北の580Mコル(12:00)-湖岸道(ヌクミ沢右岸)(14:30)-駐車場(14:40)



[朝日連峰前衛]頭殿山(黒鴨ルート)

連休初日は朝日町に立ち寄って林檎を買うつもりでいたので、朝日町から近くて短いルートを探してみたら、頭殿山に黒鴨から登るルートがあることが分かった。地形図には道記号はないが、かなり整備された道であることも分かった。

林道はかなりの悪路らしいが途中までは行けるかも・・・と思って車で入ってみたが、長走川へ向かう水沢の林道程ではないがかなり悪い。山神塔のある峠まで行ったが、分岐で切り返して少し戻った所に車を停めた。

山神塔のある峠の手前にあるヘアピンカーブ

この分岐で車をUターンさせたが、この先しばらくはそれほど悪くなかった。

峠の分岐(左はほとんど藪道)

峠を越えるとすぐに分岐がある。ここを左へ進む。

550M付近分岐~右は栃窪や朝日町へ続いている

茎ノ峯峠(右)との分岐。ここまで1~2カ所深く掘れてるところがあった。

茎ノ峯峠(右)との分岐

林道終点が登山口。車数台停められるが、オフロード車か軽トラじゃないと厳しい。

登山道はカラマツ林の中へ続いている。

登山口=林道終点 数台分の駐車スペースがある

すっきりしたカラマツ林。木漏れ日が心地よい。

登山口付近 落ち着いた雰囲気のカラマツ林

一旦杉の植林帯になるが、それを抜けると尖山分岐。

杉の植林帯を過ぎると尖山分岐

分岐を過ぎるとしばらくの間美しいブナ林が続く。

美しいブナ林が続く

山腹のブナ林のトラバース道から尾根道になると、しばらく急登になる。登りきっても山頂ではなく、平坦な尾根の先に幾分高い山頂が見えている。

山腹の道から尾根道に変わって登りきると山頂が間近に見えてくる

登山口からちょうど一時間で山頂に到着。登攀具も不要なので荷物も軽いし、ハイキングどころか散歩と言いたいくらいな軽登山だ。

山頂 山形盆地を囲む山々や月山、鳥海山の眺望が良い

たぶん朝日鉱泉へ降っていく道だと思うが、山頂直下に泊り場らしき平坦地があった。

山頂直下に泊り場?

大朝日岳。正面の二俣になった尾根が中ツル尾根、山頂右側の谷がガンガラ沢だろう。岩魚沢は中ツル尾根の左を回り込んでるので見えない。

大朝日岳 右手枠外には鳥原小屋が見えた

思ったより早く山頂に着いたので、帰路はキノコを探したりうろうろしながらゆっくり下山。尖山に立ち寄る。ここも盆地を見下ろす絶好のビューポイントだった。

帰路尖山に立ち寄る 三角点の背後は白鷹山
尖山から最上川の流れを見下ろす

麓の寺におわす即身仏が掘り出されたところらしい。林道沿いにある。

即身仏はここに眠っておられたそうな・・・

麓から登山口までは約4キロということなので、全区間歩いても片道一時間前後のはず。林道の悪路を考えると車で入らない方がよかったかもしれない。

下山後最寄りのカフェ 353kurogamo でお茶でもと思って立ち寄ってみたら、物産展に出店中で留守だった。

 

行程: 山神塔手前の駐車地点(11:15)-登山口(11:45)-頭殿山(12:45/13:05)-尖山(14:15)-登山口(14:35)-駐車地点(15:05)



滝沢の雪渓

2019年10月21日、はっぽうはげから見た梅花皮沢滝沢の様子。

梅花皮沢に残る雪渓とともに、滝沢のゴルジュに架かる雪渓は越年しそうだった。



再び実川へ

10月20日、先週の火曜日(15日)以来再度実川を訪れた。

18日夜から雨が降り20日未明まで雨が残ったため、15日と同じような状況ではないかと思いつつも一縷の望みを持って林道のゲートを後にした。林道から見下ろす実川はやはり増水していたが、入渓点に着くころにはいくらか水が引くかもしれないと思って、オンベ沢出合へ向かう。

林道脇にチャナメツムタケが出ていた

オンベ沢出合の淵で水量を目測すると、明らかに増水している。カメラで先日の写真を再生して比べてみても、ほとんど変わらないくらいだった。

今回も遡行は無理

早々に遡行をあきらめ、河原で焚火をして道中採ってきたチャナメツムタケとハタケシメジのキノコ汁を食べて引き返した。

焚火とキノコ汁


実川を入渓早々に退却

五日間の連続休暇と一日の休暇を取って三連休と飛び石の休日の間を埋めて12連休にした。二回の長期山行を目論んでいたが、連休に入る前に目論み通りいかないことがほぼ明らかになってきた。

連休前の阿賀町の天気予報は、土曜日雨、日曜日は朝方まで雨でのち曇、月曜以降は雨は降らないというものだった。ならば日曜日に入渓地点まで行っておいて、月曜から水曜を沢の遡行から下山に充てようと思い、台風による風雨に会わないよう金曜夜発で新潟へ向かった。

新潟に来てから日がたつとともに雨の予報が伸びてくる。テレビのニュースでは東海や関東における台風被害の模様を伝えていたが、新潟は記録的というほどの風にも雨にも見舞われなかった。しかし、台風の風雨が去った後も小雨が降り続いたため、月曜まで入山を見送ることにした。

金曜は用事があって山を下りてなければならないので、火曜から木曜の三日間で遂行できそうな黒羽根沢の計画を充てることにした。黒羽根沢は昨年源頭部から途中まで下降したが、それより下流はまだ辿ったことがない。

火曜日早朝実川へ向かう。平地では雲が晴れてきてるが飯豊の上の方は雲に隠れており、上流部では降り続いているように思えた。林道を歩いていると、去年と同じ辺りで砂利道になった一角からハタケシメジが出ていたので、夕食に添える程度をいただく。トンネルを抜けて最初の沢を渡る手前の法面ではクリタケが出始めていたが、まだ小さいし数も出てないので帰るときに採られずに残っていたらいただこうと思って通り過ぎる。

道の真ん中から出ている。今回は複数の株が出ていた。
フウセンタケの仲間なのは分かるが、この仲間はまだちゃんと覚えられない。
まだ小さいが、もう出てきている。こんな斜面に生えるのかと思ったら、倒木が埋まっていた。

アシ沢の徒渉点は石が流されてしまったのか随分様子が変わって砂地の流れになっている。出合から段丘まで登山道を登った所から釣り道を辿ってオンベ沢出合に降りる。林道からも水量を確認していたが、淵の流れ出しや淵に流れ込む落込みの水量を過去と比較して増水の程度が把握できた。少なくとも初日に大滝よりも上流までは行っておきたかったが、時間とともに水が引いていくことを加味しても下追流沢すらどうかという水量である。

アシ沢の徒渉点。足場だった転石が無くなって砂利床になっていた。
水圧強そう。

一応淵を右岸から巻いて入渓してみる。流れを読んで二回徒渉した後、流れが速い所を巻くために右岸の段丘に上がるが、先を見通すととても遡行を続けられる状態ではない。右岸を巻き続ければ入り鳥ノ子沢あたりまでは行けるだろうが、大滝までは無理だろうと思って引き返すことにした。徒渉するのも一苦労なので、右岸の斜面をトラバースしてオンベ沢まで戻った。いままで淵の脇から巻いていたが、巻道がオンベ沢に少し入った所から段丘に上がっていることが分かった。

帰路は往路で見つけたクリタケと採り残したハタケシメジを目当てに歩いたが、クリタケは見つけられず収穫はハタケシメジのみとなった。

そのまま炙った。少し砂利がついていたので、洗ってから炙った方がよかった。


伊南川支流安越又川 山毛欅沢

天気予報によると、この週末の阿賀町は土日とも雨だったが、土曜になると雨予報は日曜だけに変わっていた。既に転進先に向かうつもりで途中のSAで休んでいたので、飯豊へは向かわず南会津に向かうことにした。

安越又川は以前初夏に小沢を訪れたことがある。今回はその下流の山毛欅沢を遡行して尾根の反対側の黒谷川小手沢の芝倉沢とヨモ沢を巡ってくるつもりでいた。

山毛欅沢出合のやや上流に懸る橋を渡った所に車を停めた。周辺は広く切り拓かれてコンクリートブロックがずらりと並べられている。山毛欅沢右岸の道を行くと地形図よりも手前で道は途絶えていた。

普通の堰堤一基とさっき見たのと同じコンクリートブロックを積み上げた堰堤二基を越える。沢は平凡で貧相な上沢床が滑る。本沢とコゴミ沢の出合から先、本沢を遡行するつもりでいたが一層ボサが被って水量も減っている。遡行を続ける意欲もなくなって、この時点で黒谷川に下降することもやめて、本沢とコゴミ沢の中間尾根から山毛欅沢山に登ってコゴミ沢左岸尾根経由で下山することを決めた。

コンクリートブロックを積み上げた堰堤
山毛欅沢の渓相
倒木にヒラタケ(ウスヒラタケか?)が出ていた
同じ倒木にまだ小さなブナハリタケも
倒木の反対側にはもっと大きなヒラタケもあった
本沢とコゴミ沢の出合
出合から先の本沢の渓相

尾根に取付いてしばらくはミズナラ、ブナやマツが立ち並んですっきりしていたが、次第に斜度が落ちてくると灌木が繁茂する藪が広がるようになる。

尾根にはこのキノコが良く出ていたが、図鑑を見ても種類を特定できなかった
ヒダの色は茶色

山頂付近は完全に藪で、北寄りに少し下るとブナの木立があるが尾根は灌木と蔓草の藪が続いている。

山毛欅沢山山頂の様子
尾根を北東に降ったところから見た山毛欅沢山

コゴミ沢左岸の尾根に踏み込むとやや藪は薄くなる。1200~1100Mあたりには下草や灌木が少ないすっきりしたブナ林が広がる。このままブナ林を下降して麓に辿り着けるかと思ったが、再び灌木が煩くなる。麓まで標高差100Mくらいのところから少し傾斜がきついミズナラの林を降ると、山毛欅沢出合付近に出た。山毛欅沢を渡って右岸の道に上ると、すぐに駐車地点に着いた。

ブナ林に白くててっぺんが肌色~桃色のきのこが出ていた
同じきのこの別の株

 

以下は図鑑と照合するために帰宅途中の道の駅で撮った。

小さいけど、アイシメジ・・・か?
裏側
サクラシメジかと思ったがちょっと違う
図鑑で調べてみようと思って持ち帰ってきた
裏側
帰宅後に調べて、アケボノサクラシメジと判定
種類不明
幼菌を割ってみたら柄の中心はスカスカ
虫に食われているようにも見えた

 

ルートタイム: 駐車地点(7:15)-二俣(8:40)-山毛欅沢山(11:40/11:55)-コゴミ沢左岸尾根分岐(12:45)-駐車地点(15:55)



裏川左岸の山道

裏川の本・支流を遡行するにあたって、裏川堰堤からブナ入ノ平まで3回、その他に要所口付近までの間を3回、ナゴ沢から裏川堰堤まで1回歩いてきた。

結局全区間のトレースはできなかったが、この山道を辿ってきて分かった自分なりのポイントを地形図に書き込んでまとめた。

※メモは裏川堰堤からブナ入ノ平へ向かう視点で書いた

 

山道入口 写真では藪にしか見えない
イガミ沢 名前がついているとは思えない程小さな沢
徒渉点は湿地状
黒松ノ沢 徒渉点の僅か上流に堰堤がある
黒松ノ沢の右岸 樹林帯の台地を抜けるとボサが煩くなってくる
草叢の手前 木の枝に目印あり
草叢下部の段丘
河原に降りて裏川左岸を行くと瀞場が見えてくる
狭いバンドを縫うように踏跡が続く
大倉沢手前で河原に降りる
要所口から涸沢沿いに登ってブナの疎林の斜面へ向かう
赤岩沢右岸を直進
赤岩沢の次に渡る小沢
快適なBPになりそうな段丘
ナゴ沢手前の小沢を渡った後小尾根状の所を登ると柱石がある
ナゴ沢は二俣付近を渡る
櫛ノ倉沢対岸の段丘
櫛ノ倉沢出合対岸を過ぎると踏跡を辿れなくなる
時折視界が開けたところで斜面を見渡すが、何処を歩いても傾斜が急な藪に見える
トウガイ沢の対岸 松が多く目につく
左岸からトウガイ沢への下降点
トウガイ沢は10M滝の上を渡る
滝の先に裏川の流れが見える
水無沢まで来ればブナ入ノ平は目前
水はこの手前の沢(右俣?)で組んでおいた方がよい
または水無沢を渡った後、尾根の先で等高線が窪んだところに降りれば湧水が得られる


9月17日矢沢でカメラ紛失

16日に1580M左岸枝沢源頭部付近の藪の中でビバークして、翌朝ビバーク地から矢沢に下降するまでの間に藪の中でカメラを落としてしまった。今回の山行で撮った写真をすべて失ってしまったことは大ショックだ。

ハードは下山翌日会津若松の家電量販店で代替品を購入したが、失くした写真の代替品は売ってなかった。

ちなみにカメラを失くした後、最後の詰めで登山道に出る途中で、記録用に携帯していたシャープペンシルも落としていた。これもカメラを買った直後に代替品を購入した。

これまでカメラが壊れたりレンズのキズが増えてきて写りが悪くなったことは度々あってその都度買い替えてきたが、失くしたのは今回が初めてだった。



トンビマイタケ

先日の山行で、トンビマイタケを持ち帰ってみた。

キノコ図鑑の説明どおりならば成長しすぎているが、敢えて持ち帰った理由は以下の通り。

  • 同じサルノコシカケ科にマスタケというきのこがある
  • キノコ図鑑にはマスタケにも同じようなことが書かれている
  • これまで少し成長してしまったマスタケを食べたことは何度かあるが、ササミのような食感で問題なく食べられた

では、トンビマイタケはどうだろうと思った次第。

キノコの下処理(土や葉や根元の硬い部分を取り除く)をしていると、さすがに硬いと思って先ずは湯でこぼして、水気を切ってから油で炒めてみた。

 

さて、食味はというと。

硬さはササミくらいで問題ないが、風味に乏しく美味しくもなんともない。湯でこぼしたのが原因である可能性もなくもないが、さすがにひどい。今度は硬くなる前の若いものを食べてみたい。

香りはマイタケに似ていた。

教訓、成長して硬くなったトンビマイタケは持ち帰っても価値がない。

 

今回は現地で処理せずに家に持ち帰って処理をしたが、ノミみたいな小さな虫が結構ついていて、ぴょんぴょんはねられた。

教訓、土、葉、不要な部位の処理は現地で(少なくとも車に乗り込む前に)済ませた方がいい。家では保存処理と調理をすればいい状態にしておく。



同行者の記録アップ完了

パーティのメンバーが書いた記録のアップを完了し、同山行の記録に「同行者の記録」へのリンクを追加した。

古い山行の中には自分で記録か遡行図の一方しか書かなかったものがあるが、そのような山行に関してはメンバーの手による遡行図または記録をメインの遡行図または記録として掲載している。

「山行記録 検索」の「山域」欄で「同行者の記録」を選択して絞込検索を行うと、同行者の記録一覧を得ることができる。(「同行者の記録」は「山域」ではないけど、サイト管理の都合上このようにした)